陽気が良くなり、室内飼いの犬猫も外へ出たがる季節です。
が、知っての通り、この時期は、除草剤、農薬、殺鼠剤の類が一斉に撒かれる時期でもあります。
猫も犬も、獲物だけで無く、草も口にしますので油断なりません。
草は彼らにとって大切な整腸剤。
体調が悪い時ほど食べるものです。
実は、室内飼いの我が家の子も、たった30分程の庭散歩でやられてしまい、入院中！
口の周りから、中にかけて赤くただれ、水を見ただけで激しい嘔吐反応。
何も食べていないので、苦しそうで見ていられない。

庭で陽にあたりながら寝転ぶ様は、何より癒され、満足そうな顔はこちらも幸せになります。
でも、それができない人間中心の世界。・・・
悲しいけれど仕方ありません。
獣医さんには被害にあった子がたくさん！
どうか皆様、お気をつけ下さい。

小さな生き物に現れる変化は、必ず人間社会に影響してきます。
化学物質による、彼らへの被害は、アレルギーやその他、微妙な体調やホルモンバランスの崩れなどになって人にも影響しているそうです。
ただ、事の重大さに比べて問題にはならない。
それは、便利さが優先されているから。
最近は、少量で有効な劇薬がたくさんあります。
ガーデニングや家庭菜園を楽しむ人が増え、農業のプロでなくとも簡単に手に入り、十分な知識がなくても使える。
こういった問題は、何もお隣の超大国だけの話ではないようです。

近くの保育園、お散歩の子供たちが、草花を摘みながら笑ってる・・・
そんな姿に、ドキドキしなければならないのは悲しいと思います。
バイ菌より怖いもの、それは化学物質かもしれません。

壱　必ず元気で帰ってきて下さい！